話し手 Ono Production 小野 康記さん
聞き手 FLCBスタッフ 岡村
小野さんはどのような活動をされているのか教えてください。
今は会社を辞めて、世界を旅しています。
もともと写真や動画編集が好きだったので、旅の様子をYouTube(@seishunnomad)などのSNSで発信しつつ、個人事業主として観光の仕事にも携わっています。
現在の活動を始められたきっかけを教えていただけますか?
旅に関しては、ずっと昔から行きたいなと思っていて…
小学生時代にドラクエ(RPGゲーム「ドラゴンクエスト」)にはまって、「世界を冒険するって楽しそうだな」という漠然とした夢ができたんです。大人になって、「その夢って現実だと何だろう」って考えたときに、「世界を旅することだな」と思って、旅に出ました。
でも旅だけで生計を立てるのは難しいので、前職で取り組んでいた観光の仕事も継続して行っているという感じです。
仕事を辞められたのはどのようなタイミングでしたか?
仕事を辞めたタイミングは、コロナのとき(新型コロナウイルス感染拡大期)でしたね。
前職で携わっていた観光はインバウンドをターゲットとしたものだったのですが、感染が拡大して、日本全国、インバウンドが来れなくなってしまって…
そんな中でもできることをしてはいたんですが、東南アジアなどの他国は、日本よりもだいぶ早く規制が緩和されて、海外旅行もできるような状態になっていました。
だとしたら、今日本にいても観光の仕事でできることは限られているから、このタイミングで会社を辞めて、ずっと夢見ていた旅に出るいいタイミングなのではないかと思って。
普段、FLCBを利用する目的を教えていただけますか?
普段はコワーキングスペースとして利用しています。基本的にリモートでできる仕事がほとんどなので、作業場所として使わせてもらっています。
FLCBをイベント利用された率直な感想を教えてください。
旅中に撮った写真をどこかで展示したいなと思い、FLCBで写真展を開催しました(2023年8月7日~11日開催)。
壁が白くて、動かせる照明があって、作品を展示するのにすごくいい環境だなと思いました。
総社を含め、全国5か所で開催したので、会場を借りるための費用をできるだけ抑えたいと思っていたのですが、こちらの要望に応えベストな方法を提示していただきました。広さが十分にあって(定員50人)、他の会場と比べても理想的な空間だったなと思います。
それから、最終日は飲み物の販売もさせていただいて、来場してくださった方々に楽しんでもらえました。写真展+αに挑戦できて、満足しています。ありがとうございました。
今後、FLCBがこうなったらいいなと思うことはありますか?
僕としては、今の状態でもう十分ありがたいです。気分転換のためにいろいろな場所で作業したいので、FLCBのように無料で作業場所を提供してくださるのは本当にありがたいです。
その反面、無料で一日中居座るのは申し訳ないなとも感じるので、逆に少しお金を取ってくれた方が、居やすいかもしれないです(笑)。
FLCBをおすすめするとしたら、どんな人におすすめしますか?
僕のようにリモートで仕事をしている人や、最近総社に戻ってきた人、移住して間もない人にも積極的に利用してほしいですね。受付の方が常にいてくださいますし、そこからいろいろな方につないでもらえるので。作業場所としてはもちろんですが、出会いを求めている人や、誰かに何かを相談したい人にもおすすめです。
FLCBで生まれる人とのつながりが、僕自身としてもありがたかったと思うところです。それこそ写真展を開催するという運びになったのも、ここで作業しているときに高山さん(ON-DO理事長)と話したのがきっかけでした。ビジネスのアイディアが広がる可能性もあるので、もっと多くの人にFLCBを使ってもらえればと思います。
小野さん、いろいろなお話、ありがとうございました!