話し手 岡山県立大学 ボランティアサークル あつまれ ひみつキッチン
黒瀬 芽生さん(左)、大森 花凜さん(中)、真宮 美咲さん(右)
聞き手 FLCBスタッフ 福田
皆さんの簡単なプロフィールを教えてください。
大森:岡山県立大学の保健福祉学部 子ども学科・現代福祉学科の3年生です。全員ボランティア部ひまわりに所属していて、そのサークル活動の一環で「あつまれ ひみつキッチン」を運営しています。
「あつまれ ひみつキッチン」は、どのような活動をされているのですか?
大森:昨年から始まった活動で、小学生を対象にお料理教室を開催しています。今年は「小学生の生活力の向上」を目標に取り組んでいます。一人でお米を炊く、お皿洗いをするといった生活に必要なスキルを培って、お家でもできるようになってもらうのが目標です。活動を通して、私たちも一緒になって学んでいます。
真宮:正直、私たちも初めから自信を持って教えられるかと言うと、そうではないので...(笑)
大森:食材の切り方や安全にできているかなど、子どもたちに教えるために、改めて正しいやり方を調べることで、私たち自身も「へぇ〜、そうなんだ~!」って(笑)
黒瀬:この活動で初めて知ったこともありますね(笑)
真宮:ちなみに昨年の目標は、「朝食欠食を問題とした自助力の向上」でした。そのために、継続的に活動に関わっていただいて、子どもの成長度合いを見ながら活動していました。ですが、そうすると経過を見るために、毎回同じ参加者になってしまって...
私たちとしては、もっといろいろな人に参加していただきたかったので、今年はこのような目標にしました。
大森:今年は「きっかけづくり」に重きをおいた目標になっています。
黒瀬:昨年と今年で共通する大きな目的は、「地域での居場所づくり」です。
その活動を始められたきっかけを教えてください。
大森:ボランティア部自体はずっと前からあるんですが、私たちの1つ上の先輩方が子どもの朝食欠食を問題視していて、最初は料理教室ではなく、子ども食堂を立ち上げようとしていました。でも、学生がするっていうことと、場所がなかなかないというのと、時間の関係もあって断念しました。
そこで、高山さん(ON-DO理事長)に相談させてもらっているときに、「お料理教室はどう?」という案をいただいて、そっちにシフトしたという感じです。
FLCBを使ってみた率直な感想を教えてください。
大森:私たちは料理教室をやらせていただいているので、キッチンを主に使わせてもらっているのですが、調理器具が本当にたくさん揃っているし、机を自在に動かせるのがすごくいいなと思っています。みんなで食べるときは大きな机を囲んで食べられるし、料理ごとに別で料理するときは、机を離して別々の場所で料理もできるし。おかげで作業もしやすいです。あとは… おしゃれだなって!(笑)
真宮:私も、とにかくきれいだなって思ってます。あと、高山さんがバックアップしてくださるというか、いろいろ相談に乗ってくださっているので、心強いです。他のレンタルスペースではこういうことはないので。
皆さんの考えるFLCBを使うメリットを教えてください。
黒瀬:総社の小学生を対象にしているので、小学生が来やすい(場所にある)というのが大変助かっています。
大森:中心地にあるので、車でも親御さんたちが送り迎えしやすい立地だと思います。
真宮:さっき言ったことと重なるのですが、スタッフの方が丁寧に利用の相談とかにも乗ってくださるので助かっています。そもそも、どういう風に利用しようかと悩んでいた時に料理教室を提案してくださったおかげで、この活動ができているので。
大森:相談しやすいのがすごくありがたいですね。
どのような人にFLCBをオススメしたいですか?
真宮:地域のみんなです。私たちのような学生でも利用しやすいというのがいいところだし、学生のやりたいことを手助けしてくれる場所だと思います。なので、学生にかかわらず、そういった新しいことをやりたい人にお勧めしたいです。
大森:いい場所なので、もっと多くの方に知ってほしいですね。
こうだったらいいのになと思うことはありますか?
大森:しいて言うならですが…
料理教室の性質上、コンロの数が足りないなと思うことはあります。でも、自分たちでも持っていけるので全然困っているというほどでもないという感じです。あとは、いろんな目的で借りられる方がいらっしゃると思うので、用途自由なブラックボードのような看板の貸し出しがあると、皆さん使われるんじゃないかなと思いました。
大森さん、黒瀬さん、真宮さん、いろいろなお話、ありがとうございました!